lovetvxqの日記

東方神起U-KNOWの日々の出来事を覚え書きさせて頂いてます😉

シネ21の記事翻訳

 

 

 

 

 

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[インタビュー] 現実と幻想の間、 正体性(アイデンティティ)に悩むショーマン、ミニアルバム 'Reality Show

 

2年前ユノ・ユンホは2番目のソロミニアルバム《NOIR》で <シネ21>のインタビューをした。
シネマティックなコンセプトを掴み企画を始め<Kill Bill> <オールド・ボーイ> <ジョン・ウィック> <ゴッド・ファーザー> <アイリッシュマン>等のイメージを参考にしたミュージックビデオを作った。
3番目のミニアルバム《Reality Show》を発表し披露したショート・フィルム<NEXUS>は、タイトル曲<Vuja De>だけではなく全ての収録曲が登場する。
映画とミュージックビデオの境界をもう少し果敢に崩し、自分のソロアルバムが突き詰める現実と幻想に対しストーリーを拡張する。

Q. タイトル曲 <Vuja De>ミュージックビデオより13分のショート・フィルム<NEXUS>をまず公開した。ミニアルバム全曲を登場させた独特な映像作品だ。

カセットテープからストリーミングまで多くの変化を経験し、いつの間にか20年目の歌手になった。以前はアルバムを出したら3週間から1ヶ月程度活動していたと思うが、最近は1~2週間程の広報をする。その内容もアルバム全体よりもタイトル曲に限定されているので、作品よりはトレンドを追っていく感じがあった。
コンサートをすると隠れた収録曲が好きな方も多い。それならば、ヒット曲に対する負担を下ろしアルバム自身を説明する道を選ぶことはできないだろうか。
キム・ヒョンス監督に、「これは短編映画だ。ミュージックビデオと思って作業しないでくれ。」と言った。
逆に僕は、『これは短編映画とミュージックビデオの間のなにかになること』を望んだ。ミュージックビデオになればトレンディな後輩歌手達と競争しないといけないが、成績が重要ならば絶対に今のような広報方法は選ばなかっただろう。
<Thank U> の時は一曲にかっこいいMise en sceneを盛込んだミュージックビデオを作ったが、今回のショートフィルムは一種のOSTが前面に出て、あるメッセージを伝える。
久しぶりに披露するアルバムに僕の価値観を込めて、時間が経っても取り出して見ることができるプレゼントを贈りたかった。

Q. 舞台で一つの作品を披露する歌手、パフォーマー、アーティストのアイデンティティメタバースのイメージと結びつけるアイデアはどのように始まったのか?

軍隊にいた時から作っていたストーリーだ。 ミニ1集《True Colors》が未来、2集《NOIR》が過去ならば、今回のアルバムは現在を盛り込んだ。
僕がショーマン、すなわち団長になり、パフォーマー、企画者、アーティストのアイデンティティを見せるのだ。
まず、僕が書いた世界観をセガジビデオのキム·ヒョンス監督に渡した。 芸能人はいつもスポットライトを浴びて幻想を夢見るが、現実は違う。
これを表現するためにメタバースとゲームという素材を利用し、カメラの視点ショットも1人称と3人称を共存させれば面白いという話を交わした。
監督と一緒に全体のシノプシスを書くだけで6ヵ月かかった。実はショーマンの話を先に扱いたかったが、僕が製作と企画の経験がなく、ある程度勉強をした後に取り組まなければならないと判断した。その時からKineMasterで映像編集をし、アニメーションも作るなど、ガイドラインを直接製作している。 YouTubeで独学した部分もあり、ドラマや映画の分野で働いている知人たちと一緒に意見を交わす会も作った。

Q. 《Reality Show》アルバム自体が有機的に繋がる一編のショーのように構成されている。 アルバム順に曲を続けて聞く時に作られるストーリーラインがあり、ショートフィルム<NEXUS>はまた違う視点で再解釈した編集を披露する。 公演が始まり終わる時の感覚をずっと体験していた人だから、このような企画ができるという気がした。

演者をしてる人が、製作に参加する時に出てくるシナジー効果を信じた。 これまで公演をしながら感じた感情を説明したかった。 華やかさの中で僕がバカになる瞬間も、未練が残る瞬間もあった。
以前のように日産スタジアム(収容人数が7万人以上の日本最大の陸上競技場。 2018年、東方神起はここで3日間公演したが、この記録を立てた歌手は日本と海外を合わせても彼らが唯一だ。編集者)で公演はできないかもしれないが、美しかった時間を映画のように大切にして、長い間この仕事をしようというメッセージを送りたい。
このアルバムを準備しながら、いろんな年代と職業の人物にインタビューした。 自分が得意なことと好きなことの間で混乱する方々が多かった。 それで現実(Reality)と幻想(Show)を主題にし、アルバムタイトルが《Reality Show》になった。

Q. ユノ・ユンホにも同じ悩みはあるんじゃないか?

中学生の時に練習生生活を始め、高校生の時にユノ・ユンホとしてデビューした。 いつのまにかユノ・ユンホとしての人生がチョン・ユンホの人生よりも長くなった。 ユノ・ユンホという名前で世の中の人々に会っていると、だんだんとチョン・ユンホという子供は中に閉じ込められてしまい出てくる空間がなかった。
それで韓国ではパワー'E'(MBTI性格タイプの中で外向型の意)だが、日本では友達がいなくて外に出ない「引きこもり」になる。常に人々に見られている仕事をする芸能人たちがメンタル問題で苦しんでいる理由でもある。
それで僕は僕が生きるために僕の現実とショーを分離することにした。 今回の作業をしながら、僕も自分自身を振り返ることができた。

Q. <NEXUS> コメンタリー映像を見ると、最初からカメラワークと撮影構図を念頭に置いて、それにふさわしい振り付けを作っていた。 一般的なミュージックビデオとは全く違う製作方式だ。

<グレイテスト・ショーマン> <ラ・ラ・ランド> <マンマ・ミーア!> みたいな映画がそうだ。
それに直接ミュージカル舞台に立って感じた良い部分を全て合わせたかった。
僕たちが作る映像が一つの作品となるならば、カメラの動線は企画の時から一緒に議論されなければならない。 映像監督はMise en sceneと感情の呼吸を考えるとするなら、歌手は音楽の拍子を考える。それで拍子に合わせてカメラがどのように回らなければならないのかを一緒に議論した。

Q. 今回の活動をしながら、 40個以上のチャレンジ映像を撮ったそうだが?

待望の最後は僕のマネージャーが飾る(笑)。
多様な専門職の方々とチャレンジ映像を撮り、ただダンサーというよりはダンスで感情を見せることができる方々と一緒にやった。
SMで現役で活動しているアーティスト全員とチャレンジ映像を撮った人は僕しかいない。しかもBoA理事様も撮ったから(笑)
僕という人を信じてくれて、力になってくれた人たちに感謝していると言いたかった。
《Reality Show》はレッドプロダクション(SMエンターテインメントの製作3センター)とSMエンターテインメントセガジビデオ、パンチライン監督、ヘアデザイナーなど、僕たち全員で一緒に作った作品だ。 それで最後の活動の時は、彼らの姿を撮ったビハインド写真を必ずアップしようと思う。 たいていは歌手がスポットライトを浴びる場合がほとんどだが、周辺の人々も同じように主人公だということを見せたい。

Q. Kポップ産業がグローバルに拡張され、海外から韓国の厳格な練習生カリキュラムや抑圧的な労働環境を批判する声も流れている 。先輩歌手としてこれに対する意見は?

『アイドル』は誰かの感情を伝える媒体として他人にメッセージを与える存在であり、創意的な創作をする文化芸術家だ。YouTubeTwitterが発展し、K-POP産業が発展したが、同時にこの職業に就いた子達がさらに辛くなったりもしている。 歌手たちが持つ能力と才能はレベルが上がったが、これをサポートするシステムはもう少し発展する必要がある。

Q. 東方神起20周年だ。特別に準備しているイベントはあるのか?

長い間待ってくださった方々に応えられる程度の準備をしている。単なるパフォーマンス音楽ではなく、とても面白い曲でご挨拶するだろう。かっこよくカムバックする。
僕が好きなことはユノ・ユンホで、僕が得意なことは東方神起でお見せしたい。

Q. ソロでは次の企画はどんなものか?

次は『フェイクドキュメンタリー』だ。 ミニアルバムでばら撒いたネタを全部集めて話そうと思う。(携帯の写真アルバムを見せながら)すでに様々な種類のリファレンスイメージを集めている。