lovetvxqの日記

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東方神起がツアーファイナルで体現した15年分の感謝。

 

 

 

 

 

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東方神起がツアーファイナルで体現した15年分の感謝。

  • ライブレポート
  • 2020.01.30

日本デビュー15周年を迎える東方神起が、昨年10月に発表したアルバム『XV』を携え、昨年11月より自身4度目となる全国5大ドームツアー「東方神起 LIVE TOUR 2019~XV~」を開催。計60万人を動員した本ツアーのファイナルを飾る京セラドーム大阪3days。最終日の1月19日(日)には、4月に東京ドームでの追加公演と15周年記念イベントの開催をサプライズで発表し、集まった4万5千人を歓喜させた。

ライブは熱烈な歓声とレッドオーシャンに包まれた中、センターステージからXやVに沿って4方向に動くムービングステージに乗って「Hello」から幕を開けた。楽しそうに盛り上げながら歌うチャンミン、そしてユンホが時折挑発的な表情を見せながらの歌で観客たちを誘い、続く「Manipulate」では無数のレーザーとチャンミンのハイトーンボイスが会場を切り裂き、炎が立ち込める「Crimson Sage」は、重厚なストリングスサウンドとダンサーたちとの統率の取れたダンス、そして2人のスリリングなボーカルが交錯して観る者をゾクゾクさせた。

「Six in the morning」では一転して色気漂うボーカルの掛け合い。オトナなムードを漂わせた「目隠し」や「Truth」、さらに「雪降る夜のバラード」では生のストリングス部隊をバックに切なさたっぷりに歌い上げるなど、楽曲によってガラリと違った表情を見せる歌とパフォーマンスで、観る者をどんどん惹き込んでいった。中でも「My Distiny」はユンホが「絶対に歌いたい」と希望した曲だという。アップデートされた今の東方神起だからこそ表現できるソウルフルな歌声で、温かい雰囲気がドーム会場を包み込んだ。

新たな試みも随所で見られた。「Master」では3Dホログラムを利用したサイバーな空間を作り出し、4mの高さで最大傾斜が20度、さらに回転しながら傾くという仕掛けのステージでもダンサーたちとキレキレの歌とダンスを披露。オープニングや転換時などで流れたムービーでは、2人が経営する映画館「STRAWBERRY THEATER」を中心に描かれたストーリーで、全編英語での演技。アニメ作品では声優にも挑戦して観る者を驚かせた。多彩で変幻自在のステージから伝わるのは2人から溢れる15周年を迎えられたことへの"感謝"の思いだ。

「皆さん、感謝の気持ちは伝えてますか?振り返ってみると、身近にいる人にほど感謝の気持ちを伝えづらかったりすると思います」とユンホが語ると、チャンミンが「照れ臭がっている皆さんに僕がデモンストレーションを見せます。この15年間、僕と一緒に東方神起のことを守ってくれたユンホさん、本当にありがとうございます」と伝え、ユンホも「逆に15年間、僕のことを支えてくれたチャンミンさん、ありがとうございます」と感謝の言葉を送った。チャンミンは日本語の表現で「『おかげさま』『恩に着ます』」がお気に入りだと語り、ユンホは「僕は仕事終わりに『お疲れ様』と聞くとすごく癒されるんです。チャンミン、"お疲れ様です"」と言うと、すかさず「まだ終わってないのに...」と突っ込むチャンミン。そんな2人の掛け合いにホッコリとさせられた。

「もっともっと盛り上がっていきましょうか!」と、ライブ後半は「B.U.T(BE-AU-TY)」「Hide&Seek」とアッパーソングを畳みかけ、全てのステージを縦横無尽に移動しながら「Easy Mind」「Hot Hot Hot」「大好きだった」とカラフルなポップナンバーのメドレーで熱狂させ、ラストは激しく重厚なダンスナンバーの「Guilty」、ギターリフからユンホの「いくぜ!」の合図で「Why?【Keep your head down】」が始まった瞬間は、鳥肌が立つほどのインパクト。ユンホの高速ラップとチャンミンのハイトーンボイスで会場中を支配、堂々の風格を放つダンスパフォーマンスで本編を締めくくった。

アンコールでは、フロートに乗り込んで日本デビュー曲にして13年ぶりに披露された「Stay With Me Tonight」をはじめ、「Trigger」「Survivor」「Choosey Lover」「Summer Dream」をメドレーで届けて場内を一周。狭いフロート上でもダンサーたちとともに華麗なダンスを織り交ぜながら歌ってしまう2人の姿に今更ながら改めて驚かされた。

「ほんま楽しいや!」と大阪弁で伝えたチャンミンは「ライブに来た皆さんが幸せそうな顔をしていて、この2人がやっていることで誰かを幸せにすることが出来る仕事をさせてもらってるんだなって、皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。

「Somebody To Love」に続いたオーラスは、2人の思いが込められた「Pay it forward」。観客たちとの<Just a little bit>のシンガロング、そして<明日がもっとしあわせになるように>と彼らに関わる全ての人に向けて温かく届けた"恩送り"の歌。

ユンホは「僕たちが前を向いて足跡を作り、その足跡はやがて道になる。皆さんと一緒に道を作っていきたい。大きなプレゼントをしてくれてありがとうございました」と、チャンミンは「夢を持っていない男だったけど、あるライブで皆さんの笑っている顔を見て、僕も幸せな気持ちになっているなと感じて、2人のステージが皆さんの夢を実現させる協力者になるというのが僕の夢になった。夢の種をまいてくれた皆さんに心から感謝しています」と改めて感謝の思いを言葉にして深く一礼。4月の再会を願い「じゃあね!」とステージを後にした。

この15年間、常に真摯なステージを見せて支持を獲得してきた東方神起。鳴りやまない東方神起コールと赤一色に染まった会場を眺めながら、15周年を迎えた今もなおシーンのトップランナーとして絶大な存在感を放っている理由を痛感した。まだまだ進化を遂げそうな予感。東方神起がこれから描く新しい景色を今後も見たいと強く思わせたツアーファイナルだった。